高校1年生の時に初めて購入した「YAMAHA FG-300D」。知り合いに譲ってしばらくしてから、猛烈に後悔したんです。音色も気に入ってたし、なにより初めて購入したという思い出がプライスレス。なぜにあのギターを手放したのか...今も当時の記憶があやふやです(^_^;)。
そんな話をある方にしてたら「300Dならありますよ」っておっしゃったんです。その方が日本一のYAMAHA FGマニアにして、YAMAMAギター専門の中古販売店「ミサハマギター」の店主ミサイル濱野さん。ただ、その時はまたお願いしますねって感じで会話は終わったんです。ですがFG-300Dの後悔はおさまらず、しばらくしてお願いすることに。状態の良いものをピカピカの状態にして納品いただきました。(^^)
納品時にはピックアップ(PU)も装着してもらったので、主催してたオープンマイクで常時使用したりライブでも23回使用しました。軽快な音色が心地よかったですね。
こんな思いで手にしたギター。手放すつもりはありませんでした。
数年後に会社の元上司が定年退職することになり、その方が定年後の楽しみとしてギターをやろうかなって相談があったんです。聞けばその方は高校生時代にギターで弾き語りをされてたそうで、何十年ぶりにやってみたいんだと。高校生時代は型番は覚えてないもののYAMAHA FGを使用してたらしく、YAMAHA FGを第一候補に何十年ぶりの相棒を探されてました。私も一緒に楽器店へ行って現行のFG800シリーズなんかを試奏してました。
その方がオープンマイクにお越しいただいた時にFG-300Dも少し弾いてもらったら『なんか懐かしいなぁ〜。譲ってもらえないかな』とおっしゃったんですね。もちろん思い入れのあるギターですけど、長年お世話になった方の新しい楽しみの相棒として使ってもらうのもいいなぁ...なんて思い譲ることにしました。その方は大変喜んでくれまして、その後ギター教室に通われて続けてられるようです。
初代を手放したことは猛烈に後悔してますが、この二代目はお世話になった方の相棒として愛用されている...と考えると逆にギターにとって良かったんだと思えてます。