高1の二学期に購入した「YAMAHA FG-300D」。このギターで人前で初めて弾き語りし、その後はずっと愛用してました。ですがギターを弾いていくにつれて、少しずつギターの知識も増えていくわけですね。「単板の方が鳴りがいい」とか「Martinって凄い高価なギターがある」「Martin D-45なんてモデルは豪華でキラキラしてる」みたいな感じ。
FG-300Dを購入して一年もすると「いいギターが欲しいなぁ」と漠然と考えだし、仲間とよく学校帰りにアポロ三木楽器店へよく見に行きました。特に目当てのモデルはなく、あれこれ見ながら「いいなぁ~」って。で、その時に見つけたのが「K.YAIRI YW-1000」でした。
この「YW-1000」。通常に展示されているわけでなくガラスケースの中に入って展示されてたんです。ライトが当たってピカピカ光って綺麗かった。ギター自体もバインディングやポジションマークやらがやたら豪華なわけ。なによりそんな展示ギターなので、高価なモデルに違いない。聞けばあのMartin D-45のコピーモデルだとか。これはもう欲しいって。で、バイトを頑張って
昭和61年2月8日(土)に購入しました。ハードケース込みで9万円代だったと思います。高校2年生には結構な投資で周囲からもったいないとか・後悔するぞとか言われたもんです。
でもこうして今でも40年くらい愛用してるわけです。もったいなくないですよね。
サイド・バックがハカランダとかそんなの全然わかってなかった。一生モノのギターを買うぞって気負いもなかった。ただ単にガラスケースに飾られたコレがカッコよくD-45のコピーってことで購入したけど、ほんとに無理してよかったです。17歳の自分をほめてあげたい。
そんな背伸びして購入したYW-1000を弾いている若かりし日の写真が一枚残ってます。
あべの近鉄百貨店でストリートライブをした後に、集まってくれた人のリクエストに応えて歌ってる姿。「あべの」で買ったYW-1000を「あべの」の路上で歌う。そんな経験も共にした「K.YAIRI YW-1000」。随分と傷も増えましたが、これからもずっと付き合っていくつもりです。